自由とは、力だ。それは他人をコントロールする力ではなく、己の人生をコントロールする力である。 94項より
人間本来の自由とは何か。
産業社会における自由な人間とは、結局のところ社会の歯車のひとつでしかなく、制約され、処方された自由を持っているにすぎない。
それは個人よりも社会の歯車としての需要を満たすために、デザインされた自由でしかない。
人間本来の自由とは、真の目的を持って、自己存在の生死に関わる問題を戦い抜く機会を与えられることである。
妨害されることなく、誰かに操られることなく、誰からも監視をされることなく、すなわち食料、医療、住居、さらには身のまわりのあらゆる脅威からの自己防衛の問題を管理できる環境にあることをいう。
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